社会的インパクト評価の実践による人材育成・組織運営力強化調査

最終報告会

本調査は、昨年から社会的インパクト評価の実践を通じて、優良な評価事例の蓄積や課題の抽出を行うとともに、こうした実践を通じて社会的インパクト評価を担う人材を育成することにより、社会的課題の解決を担う組織(以下、社会的企業)の運営力の強化を図ることを目的として実施して参りました。このたび、3月1日(水)に最終報告会を開催いたしました。

 

社会的インパクト評価の実践による人材育成・組織運営力強化調査第 最終報告会チラシ

開催案内チラシ【印刷用】(PDF形式:532KB)

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日時

平成29年3月1日(水) 13:30~16:30 (受付・開場 13:00)

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場所

TKP新橋カンファレンスセンターホール3A

(東京都港区西新橋1丁目15-1 大手町建物田村町ビル)

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プログラム

  1. 座長挨拶
  2. 社会的企業による評価のインパクト・レポートの報告
    1. 株式会社K2インターナショナルジャパン >> 資料 (PDF形式:1.9 MB)
    2. 認定特定非営利活動法人Switch  >> 資料 (PDF形式:3.4 MB) 
    3. 特定非営利活動法人マドレボニータ  >> 資料 (PDF形式:232 KB) 
  3. スーパーバイザーによるコメント
  4. 伴走型支援の概要  >> 資料(PDF形式:2.32 MB)
  5. コメンテーターによる講評
  6. 全体討論

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当日の概要

最終報告会では、これまで2回の中間報告会に引き続き、非営利組織関係者、企業関係者、地方公共団体職員など約120名の方々にご参加いただき、各社会的企業からの評価実践に関する最終報告、有識者からの講評、出席者も含めた意見交換が行われました。

社会的企業からは、収集したデータの分析、インパクト・レポートとしての見せ方、及び社会的インパクト評価実践を通じた振返りとともに、最終報告会までのプロセスや困難であった点についても率直な感想や意見が示され、共有されました。

プロセスについては、

  1. ツールやITスキルの不足
  2. データ分析の技術的支援の必要性
  3. データ収集の業務フローへの内在化
  4. 伴走支援のあり方
  5. 次回以降への効率化の可能性

について指摘されました。

また、困難であった点については、

  1. データ収集及び分析にかかる労力
  2. 評価設計時における評価手法に対する理解

といった点が指摘されました。

それぞれの社会的企業の報告の後、スーパーバイザーとして関わっている研究会委員からコメントを頂き、今後評価をさらに進めていく上で以下の重要な助言が行われました。

  1. 社会基盤としてのデータインフラの強化
  2. 評価の目的とスコープの明確化
  3. 活動分野毎の共通指標の必要性
  4. 社会的企業毎の固有の価値の明確化
  5. 評価プロセスごとの第三者の関与や支援のあり方

また、業務委託先の新日本有限責任監査法人より、伴走型支援の特徴について説明がなされました。その後の全体を通じたコメントでは、「異セクター間のコミュニケーションツールとしての社会的インパクト評価の有用性」、「社会的インパクト評価の実装における、理解しやすさを備えた、簡便かつ十分な情報を収集できるようなガイドやツールの重要性」等の意見が社会的企業・委員から出されました。その後は、フロアの参加者も含めて活発な議論が行われました。

今後は、各社会的企業のインパクト・レポート3本と、本調査の報告書を公表する予定です。

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当日の様子

当日の様子1

当日の様子2

当日の様子3

当日の様子4

当日の様子5

当日の様子6

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主催

新日本有限責任監査法人成長戦略室

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